新社屋設立に合わせて通信システムを一新し
働きやすい環境と業務効率化を同時実現

日東イシダ株式会社様は、1923（大正12）年創業のはかりメーカーです。創業以来、仙台に本社を置き、現在は東北6県･10ヶ所に営業所を展開。計量器の製造、販売およびメンテナンスを通して「計量」というインフラを支え、地域の発展に貢献し続けておられます。

2023年には創業100周年を迎えられ、別々だった本社と工場を統合する形で製販一体の新社屋を建築された同社様。それに伴い、電話システム、ネットワークカメラ、大型ディスプレイ、インターネット環境、Wi-Fiをご導入いただきました。東通にご依頼いただいた経緯や、導入前に抱えていた課題、導入後の効果について代表取締役社長の鍋島 功様にお聞きします。

日東イシダ株式会社
代表取締役社長
鍋島 功氏

2023年、創業100周年記念事業と業績拡大に合わせ、仙台市宮城野区日の出町に本社･工場一体の新社屋を開設いたしました。新しい建物ですので通信設備も一新することにし、初めて東通さんに依頼させていただきました。決め手となったのは、提案の素晴らしさもさることながら、やはり地元の会社であるということ。当社も東北に拠点を構える企業として、地元の産業の再生･復興に貢献することを使命と捉えておりますので、そうした点でも東通さんには親近感を覚えました。後々のメンテナンスも含めて依頼できる安心感も決め手の一つでしたね。

新社屋のオフィスエリアにフリーアドレスの導入を計画していたことから、固定電話機のほか、社員に支給しているスマホも内線化することにしました。フリーアドレスについては、東通さんのオフィスを事前に見学させていただき、オフィス什器やレイアウトを参考にしています。スマホ内線化により、おのおのがどの席で仕事をしていてもスマホで内線を受けられるようになり、業務効率が格段にアップしました。また、これまで本社と工場合わせて約100台あった固定電話機を15台にまで集約することができ、経費削減にも繋がりました。さらに今回、新社屋だけでなく9ヶ所の営業所の固定電話も同時に内線化しており、本社･営業所間も内線でやりとりできるようになりました。双方ダイレクトでの通話により、通話料がかからなくなったこと、取次ぎが不要になり人的コストも削減できたことなど、多大なメリットを実感しています。

新社屋はこれまでよりも面積が大きくなることから、社内の「見える化」を図りたいと考え、ネットワークカメラを新設しました。社内の要所に計18台のカメラを取り付け、オフィスエリアに導入した9分割画面の65インチモニター2台にリアルタイムの映像を流しています。工場内で誰がどんな作業をしているかなど、社員の勤務状況が一目瞭然となり、適切な指示を適切なタイミングで伝えることができるようになりました。また、駐車場やエントランスにもカメラを設置しているので、セキュリティ面の強化にも役立っています。

今回、「IPv6」という最新のインターネットの通信方式と、それと接続できるWi-Fi機器を東通さんからご提案いただき、新社屋内のインターネット環境を一新しました。コロナ禍の影響でWeb会議をすることが増える中、それまで本社で使っていた方式は通信速度が遅く、映像が止まってしまって会議の進行が滞る場面がよくあったのです。「IPv6」は従来のものより5倍の通信速度が得られると聞き、期待していましたが、使用してみると期待以上でした。Web会議はもちろん、毎週月曜に行っている全体朝礼でも効果はてき面。本社内の各チーム、全営業所、さらには営業先に直行している社員個人などと同時に繋いでも映像が止まることなくスムーズに動くようになり、ストレスから解放されました。

新社屋が完成したからと言ってもこれで終わりではなく、各営業所へのネットワークカメラの設置を含め、まだまだ社員が働きやすいよう改革を進めていきたいと思っています。その際にはぜひまた東通さんにご尽力いただければ幸いです。今後とも東通さんの提案力に期待しています。