社会福祉法人宮城福祉会 特別養護老人ホームゆりの里七ヶ宿 様
2005(平成17)年の開園以来、自然豊かな七ヶ宿町にて、きめ細かなユニットケアを提供されている「特別養護老人ホームゆりの里七ヶ宿」様。同施設では、入居者様へのサービス向上と職員の働く環境改善を図るため、東通(東通インテグレート株式会社)にご依頼いただき、無線式ナースコール「ココヘルパG」、見守り支援システム「眠りSCAN」などを導入されました。導入の経緯や導入後の効果などについて施設長の高橋 典子様にお聞きします。
施設長
高橋 典子 様
開園から20年が経過し、当初から使用していたナースコールの度重なる故障に悩まされていました。そこで、サービスの質を高めて入居者増につなげるため、全ての入れ替えを検討することに。また、当施設は自然豊かな環境にある一方、職員の通勤負担が大きいという一面もあります。だからこそ、職員の心身の負担をできるだけ軽減し、何かしらのメリットを感じてほしいという強い想いもあり、ICTを活用した最新システムの導入を決めました。
メーカーによる説明やトライアル利用を通じて現場の意見を徹底的に尊重し、「ココヘルパG」を採用しました。呼び出しボタン自体の使い勝手が前の機種とさほど変わらず、入居者様にスムーズに移行していただける点と、双方向で会話ができる点が大きな決め手です。さらに、スマートフォンで見守り支援システム「眠りSCAN」と連携できるのも魅力でした。また、完全無線設計なので配線工事が不要でコストを削減でき、ベッドに直接設置できて部屋のレイアウトを自由に変更できる点もメリットでした。
ナースコールの刷新後、入居者様と職員の双方がすぐに声でやり取りできるようになったことで、施設全体の安心感が大きく高まりました。また、会話によって緊急度の判断が格段にしやすくなり、無駄な訪室回数が減ったことも大きな導入メリットです。さらに、夜間は職員1名で2つのユニットを受け持つため緊張感が絶えませんが、「眠りSCAN」の導入で入居者様の状態を手元で確認できるようになり、訪室回数と同時に精神的負担も劇的に減少しました。
今回のシステム刷新にともない、同時に館内のWi-Fi環境も整備しました。それまでは有線LANが基本で、線が届かない場所はポケットWi-Fiで対応していたので、不便さがありました。現在は施設内のどこにいても快適にネットへつなぐことができるようになり、オンライン研修などの利便性が向上しただけでなく、ポケットWi-Fiの解約にともなう通信費削減にもつながっています。さらには、スマートフォンを内線化し、PHSとの2台持ちを解消できたことで、コスト削減と利便性向上も同時に実現できました。
今回は県の補助金を活用したため、タイトなスケジュールでの工事となりましたが、東通さんが短期間で納品や丁寧な設置工事を行ってくれたことに深く感謝しています。導入前に抱いていた職員のデジタル機器への苦手意識という懸念も無事にクリアできました。今後は、コール音識別機能の活用や記録データの分析など、まだ使いこなせていない機能を一つずつ習得し、さらなるサービス向上に向けて邁進していきたいと思います。
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