子どもたちを取り巻く環境がさらに進化！
通信や映像のシステム再構築により
コスト削減と業務効率化も実現！

キリストの精神に基づく教育を掲げ、英語によるコミュニケーション能力と国際感覚に優れた子どもたちの育成を目指して、1967（昭和42）年に創設された明泉丸山幼稚園様。現在は幼稚園運営を主体に、1・2歳児の親子クラスや小学生から高校2年生までの卒園生を対象とした英語プログラムを実施しておられます。

2020年にフレンズスクエア（管理棟）を新築されたのに伴い、電話設備のCTI化（パソコンと電話の連携）や内線化、ホールへのプロジェクターとスクリーンの新設、園児送迎用バスへのIP無線機の導入を図られました。理事・副園長の武浪 忠様に、導入前に抱えていた課題や導入に至る経緯、導入後の効果などについてお聞きします。

学校法人宮城明泉学園 明泉丸山幼稚園
理事・副園長／総務部担当
武浪 忠氏

当学園では、学園に関わっていただく全ての方々に快適と感じる体験を提供したいと考えております。
東通さんからの提案を受けて、保護者様との大切な連絡方法をデジタル化、ホールのプロジェクター、IP無線機等もそのためのツールとして有効であると考え、フレンズスクエア新築のこの機会に導入することにしました。

園児数が多いため、CTI導入前には保護者様からの電話をお受けした際、情報確認や担当の先生への引継ぎに時間と手間を要していました。導入後は、着信時にパソコン画面に園児や保護者様等の基本情報や過去の履歴が表示されるようになり、新人職員でも画面を見ながらきめ細かい対応ができるようになりました。情報伝達がより正確でスピーディに行えるようになったため、電話業務の効率化と質の向上に大きく役立っています。

同じ仙台市泉区内にある姉妹園の明泉高森幼稚園との電話を内線化しました。それまで園同士の連絡には外線を使っていたため、必ず受付を通す必要があり、煩わしさがありました。内線通話は、伝えたい先生にピンポイントで効率よく伝えられるだけでなく、通話料もかからないためコスト削減になりました。また、受付の事務負担も軽減されるなど、業務効率化にもつながっています。

プロジェクターとスクリーンは以前から使っていたのですが、フレンズスクエア内に新設したホールが以前のホールに比べて1.5倍の大きさであることから、新規購入しました。中央に300インチスクリーン、その両脇に170インチスクリーンを配置し、プロジェクターは従来の倍の明るさのものを導入しています。画面の大きさはもちろんですが、一番のポイントは明るさ。ホール内を暗くしなくても高輝度な投影が可能なので、卒園式や入園式、誕生会やお遊戯会といったイベント時には特に重宝しています。卒園式の際、園児一人一人の卒園証書授与の様子をスクリーンで映し出したところ、後方に座られた保護者様から「子どもの表情まではっきり見られて良かった」といったお声を頂戴しました。

それまで園児用の送迎バスでは簡易無線機を使用していました。IP無線機に変えた一番の理由は、電波法改正により2024年12月1日以降はアナログ方式の簡易無線機等が使用不可になるためですが、実際にIP無線機を使ってみて、使い勝手の良さを実感しています。簡易無線機は基地局から10㎞の範囲内でしかつながりませんでしたが、IP無線機は携帯電話のパケット通信を利用するため、日本全国ほぼどこでもつながります。そのため遠方に出かけても、バス同士だけでなく本部とも連絡ができ、スムーズに情報伝達できるほか、緊急時の対応も迅速に行えるようになりました。災害時にもつながりやすく、一斉通話やグループ通話もできるので、BCP対策としても導入して良かったと思っています。

東通さんとは30年近いお付き合いになりますが、今回もとてもお世話になりました。特にプロジェクターとスクリーンの導入に際して、東京のショールームまで一緒に出向いて検討していただけたのはとても心強かったです。漠然としていたイメージを具体化でき、導入に向けて確信を持つことができました。
今後は送迎バスにGPS機能を利用した位置情報を把握できるシステムの導入を検討しているほか、より安心・安全な園づくりとともに、学園に関わっていただく方々により快適な体験を提供するための機器やシステムを導入していきたいと思っています。これからもどんどんご提案いただけるとうれしいです。