平安女学院中学校高等学校 様
平安女学院中学校高等学校 様は、京都御所近くに位置し、キリスト教主義に基づく教育を理念とする、大学・高等学校・中学校・こども園を擁するミッション・スクールです。
1875年に設立され、2025年に創立150周年を迎えた伝統校でありながら、教育環境の整備や新たな設備導入にも積極的に取り組まれています。今回、東通(東通インテグレート株式会社)では、全24教室を対象に、超短焦点プロジェクターの設置および既存黒板のホワイトボード化を実施いたしました。導入に至った背景や活用方法について、ご担当の荒井 康紘様にお話を伺いました。
平安女学院中学校高等学校
教務進路部長 荒井 康紘様
これまでの授業では、黒板へのチョークによる板書に加え、必要に応じてPCやタブレットの画面を、黒板横に設置した電子黒板へ投影する形で実施していました。しかし、この電子黒板も約10年間使用してきたことから更新時期を迎えており、加えてデジタル分野の急速な進化を背景に、ICT教育の観点からも校内設備を見直す必要性を感じていました。近年の教育現場におけるデジタル化への対応を踏まえ、従来の黒板や電子黒板中心の授業環境から、超短焦点プロジェクターとホワイトボードを活用した環境へ移行することで、映像や画像の直接投影、タブレット画面の共有などが可能になります。こうした可視化を通じて、より理解を深める充実した授業の実現につながると考え、設備のリニューアルを検討しました。
設備のリニューアルにあたり、東通さんを含む複数社へご相談しました。比較検討を進める中で、教師の影が映り込みにくく、生徒からも見やすい超短焦点プロジェクターの採用に加え、既存の黒板を撤去せず、新しいボードを重ねてホワイトボード化する「リボード」をご提案いただきました。重ねた「低反射ナノボード」は、光の反射や映り込みを抑えながらプロジェクター映像を鮮明に投影できる映写兼用仕様であり、生徒がより授業に集中しやすい環境につながると感じました。さらに、費用面・工期の両面で当校の希望に沿った内容であったことに加え、すでに設置済みであった7教室のプロジェクターを継続活用する提案もいただき、コスト面まで考慮した柔軟で寄り添った対応に大きな安心感を持ちました。昨年の普通教室改修時にも丁寧に対応いただき、信頼を感じていたことから、今回も安心してお任せできると判断しました。
改修後は、超短焦点プロジェクターによってホワイトボードへ映像や資料を投影し、その画面に直接書き込みができるようになりました。その結果、生徒からは「以前より授業がわかりやすくなった」「理解しやすくなった」と好評を得ています。また、電子黒板を立ち上げることなく、授業内容の投影から動画再生への切り替えもスムーズに行えるようになり、生徒の理解を深めることにもつながっていると感じています。もともと画像や映像を活用した授業を行うことが多い教師からも、事前にスクリーンを準備する必要がなくなり、片付けの手間が軽減されたほか、使用時にスクリーンが破れたりチョークで汚れたりする心配もなくなったことで、使いやすくなったとの声が上がっています。さらに、システム面では既存の学習アプリとの互換性にも配慮いただいたことで、従来の授業環境を大きく変えることなく、よりスムーズかつ安定した授業運営が可能になりました。授業だけでなく、生徒が探究学習の成果発表を行う際にも活用しています。
私は数学を担当していますが、超短焦点プロジェクターを活用した授業が可能になったことで、これまで実現したくても難しかった授業に取り組めるのではないかと期待しています。例えば、生徒が理解に時間を要することの多い立体図形の授業では、図形アプリなどを活用して立体図形を回転させながら投影・説明することで、より直感的でわかりやすい授業ができるのではないかと考えています。その他の授業アイデアも次々と生まれています。生徒により良い学習環境を提供するためには、今後もデジタル化への対応は必要だと感じています。一方で、デジタル機器は日々進化しており、学校だけで常に最新の情報を把握し続けることには難しさもあります。だからこそ、今後も東通さんには専門的な知見を活かした環境づくりの提案をいただきながら、当校のICT教育について一緒に考えていただけることを期待しています。引き続き、より良い教育環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。
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