社会福祉法人あおば厚生福祉会 中田なないろ保育園 様
仙台市の民営化事業に伴い、2023年4月に開園した中田なないろ保育園 様。「心も身体も健康な子ども」「人と関わる楽しさを感じられる子ども」の育成を目標に、のびのびとした保育を行っておられます。
開園と同時に新設された建物内には、お子さんたちを見守るネットワークカメラを各所に設置。ネットワークカメラを用いて保護者限定の公開保育も実施されています。東通(東通インテグレート株式会社)では、このネットワークカメラ導入のお手伝いをさせていただきました。導入の経緯や活用方法、導入効果などについて、施設長の山田公子様にお聞きします。
施設長 山田 公子氏
中田なないろ保育園は、当法人で4つ目の保育園となります。これまでの3園でもネットワークカメラを導入して公開保育を実施しており、保護者の皆様から好評だったため、当園でも開設と同時に導入を決めました。一番の目的はもちろん、園児の安全を守ることです。各教室や廊下、事務室、入口にドーム型カメラ、階段には全方位カメラを設置して園全体をカバー。映り込む範囲や角度などの細かな調整を東通さんに行っていただき、事務所のモニターで全映像を確認できるほか、先生方は各自のスマホから自分の教室の様子を見られるようになっています。映像も鮮明で、教室のカメラからは音声も届くため、日々の安全管理にとても役立っています。
ライブ配信による公開保育については、入園前に保護者様に目的を説明し、承認をいただいています。セキュリティ面には万全を期しており、クラスごとにパスワードを設定し、年度替わりや退園児が出た際には都度変更。配信時間は9時30分~11時30分と15時15分~17時に限定し、お昼寝や着替えの場面は映さないよう徹底しています。水遊びのために水着に着替える機会の多い夏場は、保護者様の理解を得て配信を一時中止しました。保護者の方からは「わが子の園での姿を見られてうれしい」「セキュリティもしっかりしていて安心」という声を多くいただいています。
園側のメリットとしても、保育の現場をオープンにすることで、園の保育への取り組みや、安全性、透明性をアピールでき、保護者様からの信頼が得られる、ということがまず挙げられます。また、導入当初、職員からは「見られていることが不安」という声もありましたが、結果的に良い意味での緊張感が生まれ、自分なりの保育の仕方や組み立てを考えるきっかけになり、全体的に保育の質の向上につながっています。映像は録画されているので、事故やトラブル発生時の状況を確認できるという安心感もあります。実際にはそこに至る前に解決できることが多いですが、園児が失くした持ち物を探す際などに録画を活用し、早期発見につながった事例もあります。
導入時に際して、東通さんには建物の建設段階から加わっていただき、使い方の説明も丁寧にしていただいたので、当初からスムーズに運用できました。最近も1つのカメラの映像が映らないということがありましたが、そうした不具合が起きても、連絡をすればすぐ対応していただけるのでとても心強いです。今後少子化が進む中で、ネットワークカメラは「ここなら安心」と選ばれる園づくりに欠かせないツールだと感じています。保護者様との信頼関係を深めるためにも、園での活動にさらに活かしていきたいです。
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