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学校法人桜井学園 横浜ファッションデザイン専門学校 様

SDGs施策としてデジタル学生証を導入
災害時の安否確認、学生情報のデータ管理を効率化!

  • #学校

学校法人桜井学園は、約80年の伝統を持つ横浜ファッションデザイン専門学校を経営し、アパレル業界で活躍する人材を多数輩出しています。2024年4月の入学時期に合わせ、東通(東通インテグレート株式会社)を通してデジタル学生証MyiD®(マイディ―)を導入いただきました。導入から1年が経ち、デジタル学生証が今どのように活用されているのか、広報・企画の鈴木章久様と教務課の佐々木邦彦様にお聞きしました。

学校法人桜井学園
広報・企画 鈴木 章久様
教務課 佐々木 邦彦様

「学生情報の管理や連絡が迅速かつ正確に行えるようになり、教職員の負担軽減にもつながっています」と語る鈴木様と佐々木様

次なる一歩 ― 学生証のペーパーレス化を目指して

当校は、横浜市鶴見区にある神奈川県で唯一のファッション専門学校です。3年制で、昼間部・夜間部・留学生部があり、約300名の学生が学んでいます。デジタル学生証に関心を持ったきっかけは横浜市SDGs認証制度「Y-SDGs」でした。これは、SDGsの達成に向けて活動している企業や団体を横浜市が認証する制度です。当校は、使われなくなったスカーフやカーテンを再利用したドレス制作などの活動が評価され、2023年度にスタンダード区分で認証を取得しました。そして次なるSDGsへの取り組みとして学生証のペーパーレス化を検討しようとしていた折、東通さんからデジタル学生証『MyiD』のご案内を受け、それをきっかけにお話を伺いました。

使われなくなったスカーフやカーテンを再利用して学生が制作した美しいドレスや衣装

紙からデジタルへ。『MyiD』で実現する安否確認と情報管理

導入の決め手となったのは、地震などの緊急時に自動通知できる安否確認機能と、学生情報のデータ管理機能でした。学生の安全を守ることは学校として責任がありますから、万が一の際の安否確認は非常に重要です。これまでは、安否確認が必要になってから人的に対応していたため、どうしても時間差が生じていました。ですから自動通知が可能になれば、この課題は解決できると考えました。『MyiD』の自動通知の条件は事前に設定できるため、当校では「全国のいずれかで震度5以上の地震が発生した場合」に学生へ自動的に一斉配信されるようにしています。全国各地から学生が集まっているため、帰省や旅行中であっても安否を把握できるよう、このような設定としました。巨大地震がいつ起こるかわからないと言われている中、安否確認はとても重要な機能だと思っています。また、学生情報の管理についても、これまではExcelで作成した帳簿を紙で保管していましたが、『MyiD』上でデータとして一元管理できる点に大きな魅力を感じています。

大きな地震が発生した際の安否確認については、自動配信機能により行われるため、慌てて学校へ向かう必要はなくなりました。

学校運営を支えるデジタル学生証。作業時間1週間⇒1日に大幅短縮

導入決定から実稼働までに要した期間は約2ヶ月でした。学校側の準備としては、PCから『MyiD』にアクセスして必要な情報をアップロードするのみ。3月に入学者数が確定してから4月の新学期スタートまでのわずかな期間に慌てることなく導入準備ができました。デジタル学生証はたった1日で全学生分を発行できるため、従来の1週間(紙の学生証)から大幅に作成時間が短縮されました。
導入後、学生は『MyiD』にすぐ順応し、留学生にも驚くほどスムーズに浸透しました。特に留学生は在留資格更新時に出席率が重要となるため、出席率が低い学生に『MyiD』を通じて注意喚起を行えることはとても有効です。
また、学生との連絡も格段に取りやすくなりました。例えば学生が朝6時半に起きたときに「熱があるから出席できそうにない」とわかっても、職員も教員も9時前後に出勤するので、連絡のしようがありませんでした。現在は「9時以前は『MyiD』、9時以降は電話」というルールを設け、欠席情報を教員と職員が同時に把握できるようになっています。さらに教員からの連絡も、『MyiD』で対象学生を選んで一斉送信できるため、業務効率が大きく向上しました。

学生と学校との連絡は『MyiD』で。「学生証だけでなく職員証としても大いに活用しています」と語る鈴木様

証明書発行も学生証更新も手間いらず。職員向けにはデジタル社員証

アルバイト先や定期乗車券を購入する駅など、学外ではデジタル学生証は身分証明書として対応していないケースもあります。そんな時は『MyiD』のシステムを使って紙の証明書をすぐに発行できます。スマホの機種変更時も、学生番号さえ覚えていれば問題ありません。あえて課題を挙げるとすれば、留学生の名前があまりに長いと入力できない場合があることでしょう。そのような場合は、名前を書いたものを画像にして、画像登録すれば大丈夫です。
当初は学生証としてだけ使う予定でしたが、社員証としても利用できるとわかり、正規職員と非常勤講師(10~20名)が利用しています。これまでは社員証はありませんでしたが、作ってみると学生と同じ条件で緊急時の安否確認ができるので、便利だと感じています。

80年の歴史を誇る横浜ファッションデザイン専門学校。教育環境の進化に向けて、積極的に取り組み続けています

単位制移行にも対応すべく出欠確認や時間割機能の活用も視野に

改正学校教育法が2026年4月から施行されます。これに伴って、専門学校の履修制度は年度制から単位制へと移行し、大学と同じように科目ごとに単位を取得することで卒業できるようになります。そうすると学生自身が出席日数など履修状況を確認する必要が生じるため、『MyiD』の出欠確認や時間割機能は非常に便利なツールとなるでしょう。ますます活用の幅が広がっていきそうです。
東通さんは、フォローアップに加えて必要に応じて開発メーカーを交えたミーティングも設定してくれるなど、困ったことがあっても共に課題解決に取り組んでくれる心強いパートナーです。学校へのシステム導入実績が豊富であることも、東通さんへの大きな信頼につながっています。
次世代を担う若者を育成する学校法人として、教育環境は常に新しいものへと進化させなければなりません。幅広いICTソリューションを提供している東通さんは、当校にとって非常に頼もしい存在であり、今後もさまざまなサポートを期待しています。

創造性を育む教育環境の中でさまざまなデザインが日々生み出されています

この事例の導入製品・サービス

会社概要

創 立
1948年
所在地
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-9-5
教育目標
ファッションに対する強い関心と専門性を追求し、自己の課題に積極的に取り組み、業界を支える広範な知識を身につけながら、将来の目標に向かって行動できる人材を育成する

MyiD® 開発・発売:株式会社ジェイ・エス・エス

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