アパホテル株式会社 アパホテル〈仙台駅五橋〉 様
「Best for the Guest-お客様に最高のおもてなしを」を基本理念とし、「利便性」「快適性」「安心感」を追求する“新都市型ホテル”を展開するアパホテル株式会社様。2025年8月には直営・フランチャイズ・提携を合わせて1000棟目となるネットワークとなり、話題になりました。その一つ、仙台駅から徒歩8分の好立地に位置する「アパホテル〈仙台駅五橋〉」では、2025年9月に館内電話システムのリニューアルを実施。導入一式に関して東通(東通インテグレート株式会社)が対応させていただきました。リニューアルに至る経緯や効果等について、取締役の白山 剛様にお聞きします。
アパホテル(株)取締役
東北地区統括支配人
総支配人
執行役員
白山 剛 氏
アパホテル〈仙台駅五橋〉は2008年に開業しました。当時導入したフロントやオフィスの電話機は、長年の使用で劣化が見られ、機能面でも不足を感じる場面が出てきました。そこで電話設備の保守を対応してもらっている東通さんに相談。ヒアリングの結果、部分交換ではなく電話交換機本体ごと更新する方が良いと判断しました。
大きな投資ですので、金額だけでなく営業担当の方の姿勢も含め、東通さんを含めた3社で慎重に比較検討しました。東通さんに依頼した決め手は、熱意はもちろん、ホテル業界を熟知した提案が随所にあったこと。切り替え工事は9月8日~16日の9日間で計画され、最終日の深夜に一斉切り替えが実施されました。宿泊客が少ない曜日・時間帯を選んで工事していただき、通話不可の時間がわずか数時間で済んだので助かりましたね。施工を担当された方からも営業担当と同じ熱量が伝わり、安心してお任せできました。
新しい電話交換機は、性能が向上しただけでなく、設置スペースを抑えられる点も魅力です。ラック設置も含めた提案でデスク1台分ほどの空間が空き、オフィスを有効活用できるようになりました。未使用回線の整理でコスト削減も図れています。フロントとオフィスに導入した多機能電話は、発信元表示やワンタッチ発信に加え、必要に応じて録音も可能になり、業務の効率性が向上しました。さらにレストランにはコードレス電話を新設し、その結果、お客様をお待たせしない運用が実現。無駄な移動も減り、生産性向上にも確かな手応えがあります。
客室内の固定電話を撤去するホテルが増える中、今はまだ必要と判断しています。客室600室分の維持は小さくないコストですが、ホテルには「安心と安全を守る義務」があると考えているからです。実際に、東日本大震災時には部屋間の連絡やフロントへの問い合わせが行えたため、安心感につながったと聞いています。また、今もモーニングコールや備品依頼などで毎日活用されており、「必要な人が一人でもいるならマイナスではない」と判断しています。客室内電話は「かゆい所に手が届く」「Best for the Guest-お客様に最高のおもてなし」を体現する存在の一つといってもいいかもしれません。
とはいえ、アナログなサービスが最上と考えているわけではありません。アパホテルでは全国200以上の直営店を持つ強みを活かし、1秒チェックイン機やチェックアウトポストなど、お客様が操作する方が便利な機械は積極導入。ホテル業界のICT化を牽引していると自負しています。一方で客室内固定電話のような必要なアナログは残す。どちらも根底にあるのは、“お客様の合理性や利便性”という視点です。今後も東通さんには蓄積されたICTの知識と技術を活かして、より心地よいホテル空間を共に創っていただけたらうれしいですね。
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