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株式会社フクダ・アンド・パートナーズ(東京都) 様

「共創」と「共生」のリバーシブル・ビルに
ICTを駆使した内装、映像・音響システムを導入

  • #一般・オフィス
  • #建設業
  • #映像音響設備
  • #デジタル施策

株式会社フクダ・アンド・パートナーズ様は、建設と不動産の専門パートナーとして、物流・商業施設の開発や最適な施設づくりを実現する「コ・ソーシング事業会社」です。

このたび仙台市長町副都心に、“平常時と非常時で機能が変わるリバーシブル・ビル”をコンセプトにした共創共生のオフィスビル「仙台長町未来共創センター」を建設されました。ビル内部には東通の技術を活かし、ICTを駆使した内装や映像・音響システム等をご採用いただいております。ご導入に関して、ご担当の千葉真紀子様にお話を伺いました。

株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
営業本部 サスティナブル事業推進室
仙台長町未来共創センター
センター長 千葉 真紀子氏

「仙台長町未来共創センター」の建設の目的や特徴についてお聞かせください。

「仙台長町未来共創センター」は、弊社が事業主となり、2022年4月1日に開所いたしました。地上5階建てで、最上階に弊社のオフィスが入居するほか、各階にテナント企業様にご入居いただいております。
大きな特徴は、平常時と非常時で機能が変わる“リバーシブル・ビル”をコンセプトとしていることにあります。平常時には人を育て、企業間でイノベーションを生み出す「共創」施設、非常時には人を守る地域密着の防災型「共生」施設となります。
また、仙台市、国立大学法人東北大学災害科学国際研究所、及びセンターの理念に賛同してご入居いただいた株式会社丸和運輸機関様との4者間にて、当センターを活用した企業防災等の推進に関する協定書を締結している点も特徴で、「産・官・学」が永続的にここで新しい価値を創出することにより、「持続可能な社会(SDGs)」の実現に寄与し続ける施設になることを目指しております。

■施設概要
(仙台長町未来共創センター) 2022年4月1日開所
事業主:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
階数:S造 5階建て
敷地面積:1,426.67㎡ (431.57坪)
延床面積:2,864.73㎡ (866.58坪)
施設内容:オフィス・保育所・学童保育施設・セミナースペース・備蓄倉庫

外観は地域の守り神である諏訪神社の鳥居をモチーフに、大庇で建物を囲うようなデザインを採用されています

どのような経緯で防災型リバーシブル・ビルを建設するに至ったのでしょうか?

私たちは、生活インフラである物流を支える企業として、2011年の東日本大震災発生の際には72施設の物流センターの復旧に取り組みました。この震災時の経験を活かし、地域の人々の生活を守り支えたいという想いから、このような防災型リバーシブルビルを構想し、弊社で企画設計をいたしました。弊社代表の福田が前職時代に仙台に赴任していたこともあり、なじみ深い土地柄であり、行政やお客様とのつながりがあったことも後押しになったようです。

1階エントランスのディスプレイ&デジタルサイネージシステム

平時、非常時、それぞれどのような機能が付与されているのですか?

平時には、再エネ100%電力の調達、電気・水素自動車対応のV2Xシステム導入などを通して脱炭素社会に貢献する郊外型オフィスビルとして各種サービスを提供します。一方、非常時は、東北大学災害科学国際研究所との企業防災・地域防災・BCPに関する共同研究の知見を基礎にして、太陽光発電と蓄電池、非常用発電機により3日間電気が消えない施設の実現を目指しています。さらには仙台市との協定に基づいて、最大80人の帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設の機能を果たすほか、水や食糧や生活必需品など3日間滞在できる備蓄も備えております。

弊社で床や壁、BCPパネル・造作カウンターなど内装一式をご提案した2階「AZ-COM BCPギャラリー」

東通に内装や映像・音響システム等の設置をご依頼いただいた理由を教えてください。

設置いただいたのは主に丸和運輸機関様のスペースということになるのですが、東通の佐藤社長様と弊社の福田とのご縁をきっかけとして、弊社から丸和運輸機関様に東通さんを推薦させていただきました。丸和運輸機関様にご入居いただいている2階フロアはBCP物流の発信拠点となるスペースで、非常時には帰宅困難者の滞在場所となるセミナー室を備えております。そのセミナー室に東通さんから55インチ×9面のマルチディスプレイ、デジタルサイネージシステム、8000㏐プロジェクター、音響システムを導入いただきました。またお隣のギャラリー室も内装一式をデザインいただき、75インチタッチパネルディスプレイ、デジタルサイネージシステムを導入いただいております。

導入されてみてのご感想はいかがですか?

ビルの開所式をそのセミナー室で執り行わせていただき、関係企業様のご紹介や建物のコンセプトなどをまとめた映像をマルチディスプレイで流しました。画質や発色の美しさ、音質のクリアさが際立っていたのが印象的で、ご出席の皆様からも口々にお褒めいただきました。中には「うちの会社にも導入したい」という方もおられましたね。また、東通さんにご提案いただいたギャラリー室のパンチングメタルの壁は、ご訪問のお客様からもご好評をいただいております。

55インチ×9面のマルチディスプレイを設置した2階セミナー室。面ごとに別のコンテンツ映像を流すことが可能です

今後の活用法や東通に期待することをお聞かせください。

セミナー室は貸しスペースとして一般に貸し出していらっしゃるので、弊社も場所をお借りし、映像や音楽も交えて地元の方々へ向けた防災教育やSDGsのセミナーなどを開催したいと考えております。そうした際には東通さんに引き続きフォローいただければと思います。
今回、地元企業である東通さんにご依頼したことで「共創」の輪がさらに広がっていくのではないかと期待しております。今後ともぜひお力添えいただければ幸いです。

この事例の導入製品・サービス

会社概要

創業・設立
平成14年 (2002年)1月
資本金
5,000万円
事業所
(本社)東京都中央区日本橋小網町7-2 ぺんてるビル8F
社員数
グループ合計200名(2021年1月)
事業内容
物流・商業施設に特化した建設と不動産のコ・ソーシング事業
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